今年はひょんなことから映画一本で頑張りました 如月こりん

アイドル、そしてダンサーとして活動している如月こりんです。以前は連獅子とか日舞、狂言など、かなり大きな会場で和ものにも出演していました。『Dolls Idol』という二人組のユニットを組んでいますが、現在は活動を休止しています。このユニットは、“歌わない”、“喋らない”という一風変わったダンスアイドルグループで、私たちは操り人形に扮してステージ上を所狭しと踊っています。今年は、ひょんなことから映画にも挑戦し、それが今年のメインの活動になりました。

この1年は映画出演が中心だったそうですね、きっかけはなんだったのですか

はい、知り合いの誘いで、松岡峻監督の『繭子と闇の赤い手紙』にエキストラ出演したのがきっかけです。それまでは、ダンサーとして映像に出演したことはありましたが、これまでの活動の中で、映画関係の方との繋がりがなかったので、新しい世界に飛び込んだ感じでした。そのきっかけとなった『繭子と闇の赤い手紙』ですが、ホラー映画なんですよね。私はホラーは怖いので普段見ることはないのですが、人生最初のホラーとの関りがまさかの出演者側となったんです。私が参加したシーンに、アクションが必要なところがあるというので、稽古場でアクションをいろいろ披露させていただいたのですが、それを監督に凄く気に入ってもらえて、主人公を追いかけ回す大勢のお化けの中の一人だったのに、その中でもかなり重要な役回りをいただきました。私は11月から12月にかけて撮影に参加したのですが、真夏のシーンだったので、とっても寒くて、寒さ対策が一番大変だった思い出があります。でも初めてのことばかりで、楽しかったですね、プロモーション動画も公開されているし、結構目立っているので、真っ赤なアイドル風な格好をした私を探してみてください。

その後、どのような作品に出演したんですか

その後は、松岡監督から紹介いただき、ふし文人監督の『東京サバドール』と『東京サバ女子ゾンビ』の2作品に出演しました。この2作品は併映されたもので、撮影もほぼ同時期に行われました。


『東京サバドール』は、準主役クラスでの出演で、たくさんのセリフもいただきましたので、これが私にとっての初の本格的な映画出演となりました。二人組アイドルグループの友情ものです。『サバシリーズ』というだけあって、出演者の役名は全員魚介類、私は平田恵で略してひらめちゃん、私の相方である主人公は横浜アサリ、他にもアジオさんなど、多くの魚介類が出演しています。二人とも関西出身で、セリフはずっと関西弁で喋れたので、自然な感じに演技ができたのではないかと思います。ストーリーは、もともと人気のないアイドルグループがアイドル辞める辞めないの葛藤をしながら結局続けていき、最終的には、ちょっと人気が出てきて波に乗るというハッピーエンドです。私たちにはちゃんとマネージャー役の人もいたんですよ、なんとその方、イタリア人だったんですけどね。マネージャーも面白い人で和気あいあいな雰囲気の中で撮影を進めることができたと思います。


私は役者として出演する以外にも、持ち曲の振付作ったり、ユニットのロゴを作ったり、いろんなことをさせていただきました。私たちの持ち曲がまた面白かったんです。『サバの味噌煮』と曲名からしてちょっと変わっていたんですが、「サバの味噌煮が追いかけてくる」とか…、可愛らしい曲なのに、可笑しくて可笑しくて、どういう振付にしようか結構迷いました。


『東京サバ女子ゾンビ』は、やはりアイドルの平田恵役で出させていただきました。私の所属している事務所の社長が経営しているカフェが舞台で、そのカフェに、突然ゾンビが現れて、逃げまどっている役を演じました。こちらはメインキャストではないからセリフはそんなに無かったのですが、ちょっとしか出ないって言われていた割には、基本どのシーンにも出ています。

星野結星さんの短編作品にも出演したそうですね

はい、この映画は、エンタメ女子でも伊藤綾乃さんの記事で取り上げられていますが、私も『タイムトラベラー』と『少女迷宮』の2作品に出させていただきました。
星野結星さんといえば、不思議なものを作る人っていう印象があります。『タイムトラベラー』については、最初は出演する予定が無かったんですが、『繭子と闇の赤い手紙』出演のためにたまたま居合わせたら、「ちょっとこりんちゃん手伝ってほしいんだけど」って言われたんです。スタッフかなって思ったていたら、なんと、自販機前で談笑しているカップル役で出演し、セリフもいただきました。あまりに突然のことで、衣装とかも急場しのぎで、ちょっとマッチしていなかったかもしれません。


『少女迷宮』は、最初から最後まで謎でした。猫耳ユーゲントとかナチスドイツとかっていう設定も何も聞かされていなかったから、シナリオをいただいてもなかなか理解ができず、当日、都度確認しながら撮影に臨みました。出来上がった作品を見ても、どちらかというとアート作品的な感じがして、すべてのストーリーを理解できていなかったように思います。私は歌が得意でないので、歌のシーンでは何度も駄目出しされ、最後に音だけ別録りしたのに結局全カットだったのは、ちょっと残念でした。でも、結構音程外していたし、しょうがないかって思ったりもしました。実は、星野結星さんの次回作にも出演オファーをいただいています。来年春撮影予定とのことで、凄く楽しみにしているんです。

今年はいくつかの映画に出演しましたが、現在の感想を教えてください

映画って、お客さんが目の前にいないので、出来上がるまでどんな作品になるんだろう、どんな感想をいただけるんだろうって、いつも不安に思います。また、ひとつのシーンをいろんな角度で撮影したりするので、実際にどれが使われるのかって、完成するまでわかりません。それは凄く楽しみでワクワクするんですが、思いもよらなかったような展開になることもあり、編集技術のすばらしさをしみじみ感じることもありました。映像は舞台やライブなどと違って、上映会で多くの方に繰り返し見ていただけるし、自分でも後から見返すことができるので、自分にとってのヒストリーのようなものとして、生涯生き続けます。そういう意味で、今後も積極的に取り組んでいきたいと思っているんです。

最後に今後の活動について教えてください

現在、柔道整復師という資格を取ろうと猛勉強中です。試験が来年春にあるので、今後は映画の活動も一旦休止して、しばらくは受験勉強に専念します。そして来年、晴れて資格を取得したら、ステージにも戻ろうと思っています。『Dolls Idol』も復活させます。新たな『Dolls Idol』が見られるかもしれませんよ。また、映画にも引き続き積極的に出演しようと思っています。これからもいろんなことに挑戦していきたいです。

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