人の心に寄り添える歌を届けたい~サイコロジストシンガー Kanako

シンガーのKanakoです。現役大学院生で、カウンセラーの仕事の傍ら、都内及び横浜を中心に、シンガーとして活動しています。本格的にシンガーとして活動するようになって、まだ1年も経っていませんが、色々なご縁があり、今年3月には、プロシンガーとしての初ステージをワンマンで開催させていただきました。母親が画家、弟が映画監督という芸術一家であることから、芸術には興味があり、学生時代には出身大学のマスコットキャラクターをデザインしたという経歴もあります。

初めにシンガーになろうとしたきっかけをお話し下さい

もともと、歌は好きでしたが、ミュージカルをやってみたくて、子供の頃は劇団に入っていました。自分の進路を考えるようになったとき、芸能とは関係のない臨床心理学の世界にのめり込むようになり、しばらくの間、カウンセラーとして患者さんとご家族の心のケアに全力で向き合う日々で、好きだった音楽のことは忘れていたんです。

4年ほど前、思い立ったように、ギターを習うようになり、たまたまお友達の誘いで、あるシンガーさんのライブを見に行きました。すると、そのシンガーさんに、私のことを大変気に入って頂いて、「歌を教えてあげる!」とお誘いを受けました。私はもともと歌が好きだったので、それならやってみようと思い、これがきっかけでボーカルを習うようになったんです。しばらくの間、マンツーマンで指導頂き、歌の楽しさなどを教わりました。当時、ダンスのイベントの前座や小さなロックバーでポップスを歌い、趣味の一環として活動をしておりました。この頃のレパートリーは、カナダのシンガーのカーリー・レイ・ジェプセンやビートルズ、ダイアナ・ロスなど、アップテンポな曲からバラードまでジャンルを問わず幅広く歌っていました。そんな中、世界でご活躍のソロギタリストの松井祐貴さんとの出会いがあって、松井さんのギターに対する取り組み方や生き方に凄く惹きつけられ、私もこのくらい歌にうち込んでみたいな、と思うようになり、本格的に歌を歌う決心がついたのです。

松井祐貴さんとの出会いは、Kanakoさんにとって、運命的だったようですね

この当時、いつかギターの弾き語りもやってみたいと思っていたこともあったので、歌を勉強しながらギターも習っていました。異なるタイプの二人の先生に習っていたんですが、その一人が松井祐貴さんでした。松井さんからは、今まで趣味として歌ってきた歌い方では甘かったことを、身をもって教わりました。ソロギターは、一音一音、音符やリズムを忠実に再現しないといけないので、楽しく場を盛り上げて歌いたいという私の思いは間違っていませんでしたが、音楽の基礎の大切さ、それをしっかり身に着けなければならないことを教えて頂きました。松井祐貴さんとの出会いが私の音楽活動の転機になったのは間違いありません。

そして、今年の3月に、プロシンガーとして初めてのステージに立ったのですね

はい、この当時のもう一人のギターの先生だったイタリア人のギタリスト、ジオバーニ(Giovanni)さんと一緒にやりましょうということになり、今年の3月25日に下北沢LETEで、プロシンガーとしての初のステージとなるワンマンライブを行ったんです。このライブのコンセプトとして、いろんな世代の方にお楽しみ頂けるようにジャズ、ポップス、ロック、日本歌謡と、ジャンルを問わない選曲をしたい。そしてもうひとつは、イタリア人であるジオバーニさんの提案で、フライヤーをはじめすべての告知は、外国の方にも伝わるように、日本語と英語の2か国で行うことにしたんです。
当日、全部で15曲、約2時間のステージを行いましたが、お客さんの中にはお子さんもいて、『さくらさくら』『Call me maybe』など、小さいお子さんも知っているような曲も入れたのは良かったと思っています。お客様はすべて日本人でしたが、外国の方にも伝わるようにという考え方はとても良いと思っていて、現在でもSNSなどの投稿は日本語と英語の両方で表現することを心掛けています。

そして、ポップス中心からジャズシンガーへ転身したんですね

はい、ワンマンライブが終わった直後の4月頃、あるジャズシンガーの先輩から、「ジャズをやってみたら」ってお誘いを受けて、一度、先輩のライブのオープンマイクの時間に、ジャズを歌わせて頂くことがあったんです。これをイベンターさんに聞いて頂き、7月に開催される3マンライブのオファーを頂いたんです。初めてのジャズシンガーとしてのライブとあって、宣伝用の動画を作ろうと思い、友人にジャズピアニストの永吉俊雄さんを紹介頂き、永吉さんの伴奏でナタリー・コールのL-O-V-Eを歌ったものを動画にしました。6月に撮影、7月に公開したのですが、初めての動画にしては、良いものができたと思います。
そして3マンライブでは全部で6曲を歌わせて頂きました。スティービー・ワンダーの曲も入れましたが、メインはジャズで構成しました。

出身大学のマスコットキャラクターをデザインしたそうですね

私の母が絵描きをしている関係で、小さいときから自宅にはたくさんの絵がありました。母は、色やデザインに厳しい人で、洋服から家のデザインまですべて母がコーディネートしていました。その影響で、一時期、私もイラストレーターになりたいと思ったこともあり、いくつかコンクールに応募したりしていました。そんな中、私が通う大学の40周年記念事業で、大学のマスコットキャラクターを募集するコンクールがありました。凄く興味があったし、賞金も出るし…と思って、フクロウの絵を描いて応募したら、25作品の中から見事、最優秀賞に選ばれ、大学のマスコットキャラクターに決まったんです。イラストで頂いた賞とあって、これには、母も大変喜んでくれました。このマスコットキャラクターは、今でも使われており、大学のホームページなどで見ることができます。また、フクロウの『フーちゃん』という名前で、ぬいぐるみやその他グッズも売られているんです。

最後に、今後の活動について教えてください

はい、当面のライブとしては、10月11日(木)19:30~22:30に自由が丘マルディグラで、そして、10月17日(水)には曙橋のJazz bar FⅢ INでワンマンライブ、10月26日(金)に19:00~22:30に渋谷バッキーがあります。曙橋のJazz bar FILL INのワンマンライブは、ジャズがメインになるんですが、皆さんがよくご存じのビートルズやシンディー・ローパー、ノラ・ジョーンズなども入れようかなと思っています。各40分で3ステージ(20:00~、21:10~、22:20~)、合計15曲歌う予定です。

また、作曲家のテリー・チャンドラー(Terry Chandler)さんとヴィオレータ(Violeta)というユニットを組んでいます。テリーさんは、幅広いジャンルの曲を作られる素晴らしい作曲家さんで、私は作詞を担当しています。ユニットでは、来年度以降に、ディズニーソングのカバーやオリジナルソングをライブで歌っていく予定です。

私は、臨床心理士として、これまで、がん・緩和医療の世界でお仕事に邁進してきました。患者さんの中には若くして亡くなられる方も多く、そういった方々の家族とたくさん向き合ってきました。将来はカウンセラーとしてだけでなく、シンガーとしても、チャリティライブを企画したり、若いがん患者さんやご家族のネットワークを築くような活動を行って、歌うことで何か社会の役に立ったり、人の心に寄り添う歌を届けるサイコロジストシンガーになることが目標です。
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Natalie Cole ーL-O-V-E (cover by Kanako feat.Toshio Nagayoshi)
https://youtu.be/slkEt9HnBuk

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