本業は女優ですが、映画監督もやります、『自分ができる自分の特色』を持ちたいです 米澤成美


岩手県紫波町出身の女優の米澤成美です。みんなからは、『よねぎゅー』って呼ばれています。 舞台、映像などで女優として活動していますが、最近は、短編映像で監督、編集も手がけています。私がプロデュースするひとり芝居『よね牛の1人でやってみた』は、これまで3年続けて公演しており、年を負うごとに内容が盛りだくさんになってきています。3作目は、『やりすごそうよ』という短編映画を組み込んだ一人芝居をさせていただきました。

現在、いろいろなことに挑戦したいと思っていて、ラジオのパーソナリティを始めたり、『焼酎亭カルビ』という名前で落語デビューをしたり、女優業以外の活動も増えてきました。将来は、誰もが知っているような有名な女優になり、それで飯を食べていけるくらいまでなれたらなあという野望があります!みなさん、応援してください。

最近ラジオのパーソナリティを始めたそうですね。

はい、秋葉原のエフエム放送、77.7MHzで、毎週土曜日の夕方17時~18時、秋葉原にあるエンタメラジオカフェ『SEVENTH HEAVEN』で『よね牛のぎゅーとやってみた』という番組を受け持っています。もちろんラジオを聴いていただけると嬉しいんですが、直接カフェに来ていただければその場で生で放送を聴くこともできるんです。

番組の内容としては、『お悩み相談』…、これは、私がラジオ放送を持ったら、絶対やってみたいと思っていたことなので、入れました。小さい頃、ユーミンのラジオ放送の中でやはり、『お悩み相談』のコーナーがあって、ユーミンが持論を繰り広げながら淡々と視聴者の悩みに応えていくところがとっても印象に残っていて、自分もそういう風になりたいなってずっと思っていたんです。

そして、『ラジオドラマ』、これは、毎回おひとりゲストを呼んで放送をしようと思っているんですが、そのゲストと一緒になって、思い付きの短編ドラマをやります。ゲストは、映画関係の方とか、俳優さんとか、写真家さんだったりとか、あとは、一般の方でも変わった職業の方とか…、特にジャンルにはこだわらず、いろんな方を呼んでみたいなって思っています。そうですね、変わった職業の方のお話って、普段はなかなか聞けないと思うので、私も楽しみにしているんです。

記念すべき第一回の放送では、パフォーマーで映画監督でもあるマッツンさんに来ていただきました。他にも、ゲストさんの想い出を語るコーナーやフリートークなんかもあり、盛りだくさんの1時間になっています。また、番組を受け持っている以外の時間では、オプションで、落語をさせていただいたり、チェキを撮っていただいたりと、私と交流もできますので、土曜日の夕方、秋葉原に来た際には、ぜひ、『SEVENTH HEAVEN』にもお立ち寄りください。

映画監督もされているそうですが、過去の作品など、教えてください。

初めて手掛けた作品は、13分の短編ホラー映画の『遺言』です。当時、Web番組の編集などにも携わっていたので、せっかくの機会だから監督をやってみたいということで作ったもので、『四ツ谷会談映画祭』に出品もさせていただきました。私にとって全く初めての作品なので、もう本当に素人作品です。前半はほぼ自撮り、後半は、監督気分で、少しだけ自分以外の役者さんを使って撮りました。慣れてなかったこともあり、結構時間がかかりました。後半は数時間で撮り終えたのですが、前半の自撮り部分は、3~4か月ほどかかってしまったと思います。

ストーリーは、ある女の子が10日間で死んでいくというものですが、映像中に出てくる仏花がどんどん枯れていくことで、その日数経過を表そうとしたんですが、その仏花がなかなか枯れていかず、結果的にはドライフラワーになってしまって、なかなか思うようにいきませんでした。これが、前半部分で時間がかかってしまった原因ですが、結果的には、時間をかけて一つの作品ができたことで想い出深い作品となりました。

2作目は、『支配人と座敷童の夢』です。これも想い出深い作品で、以前、私が所属していた『四ツ谷三丁目劇場』が終わりになってしまって、他の芸能事務所に引き渡すということで、自分自身の卒業作品となったものです。当時、劇場の支配人さんが、最後は、よね牛の一人芝居で締めようと言ってくださって、その中で使用する作品として撮りました。

もともと台本は、支配人さんが書いたもので、そのうちの2割ほどを私が手直ししたんですが、支配人さんにはカメラマンもやっていただいたりと、言ってみれば、支配人さんとよね牛の共同作業的な作品なんです。『遺言』は鬱になりそうなくらい苦しかったのですが、これは段取りよくできて、自分としては、とても楽しできた作品だったと思います。

そして、最新作の『やりすごそうよ』ですが、これは、昨年のゴールデンウィークに生まれて初めての海外旅行として、家族で台湾に行ったんですが、久しぶりに兄と「将来の家族のこと」お話したんです。そのときに、考えれば考えるほど、『臭いものには蓋をしろ』みたいな日本人特有の感情になって、だけど、そんな風に思ってしまったことにとても罪悪感を持ったんです。こんな気持ちを作品にできないかと思って作った家族の内面的なストーリーなんです。

この作品を作るにあたり、ロケハンもし、小道具を揃えたり、初めて照明さんを使ったり、これまではあまりやってこなかったことをいろいろ経験もしました。最初は、舞台となる家がなかなか見つからなかったりと、苦労したことも多かったですが、映画を一人で作るという大変さを思い知らされた反面、映画製作の基本をいろいろと学べたことで、監督としてのスタートラインに立てた作品だったと思っています。これまでは、早撮りを目指していたところもありましたが、自分には無理だなと感じたので、これをきっかけとして、これからは丁寧すぎるくらいに丁寧な作品作りを心掛けたいと思いました。

昨年夏に撮影された映画の公開が始まったそうですね。

はい、木場明義監督の長編自主制作映画『つむぎのラジオ』に出演させていただきました。今年の3月から上映会が始まったのですが、これから、映画祭をはじめ、各地で順次上映されると思います。『女性の友情』と『恋』という2つをテーマにした作品ですが、主人公の女の子がある問題を抱えていて、その問題と向き合いながら親友のために頑張るというお話です。構成が面白い造りになっているので、二度、三度と楽しんでいただけるのではないかと思います。

私は主人公の親友役として出演させていただきました。ドラえもんに出てくるジャイアンみたいな猪突猛進的な性格の子で、普段の私とは全く違った性格でしたので、新鮮な感じで演じさせていただきました。こんな性格の私をぜひ見ていただければと思います。

最後に、今後の予定など教えてください。

3月17日(金)~18日(土)に、音楽演劇ユニット『ニジイロクワガタ』の公演第一弾『二十世紀クロニクル』があります。『ニジイロクワガタ』は、私と女優の西入美咲さん、歌手の梅津圭司さんによって結成された異色ユニットです。ギター弾き語りと演劇によるライブパフォーマンスを行います。新宿のBar 『CON TON TON』を舞台に二人の女の人生が交錯するハチャメチャドタバタな二人芝居です。私は中国人留学生を演じます。

そして、詳細が決まっていないのですが、4月には、お茶の水の教会で、マグダラのマリアとキリストをモチーフとした一人舞台をすることになりました。私は、いつか『裏切り者のユダ』のお話を大きな舞台でやりたいという夢があるんですが、その前段階として、キリストを題材にした創作舞台をやらせていただけることになったんです。台本書くのも、演じるのもとても楽しみにしていて、歌を交えつつの一人舞台にしようかなって思ってます。

4月27日(木)27時40分〜27時55分、TOKYO MXの新番組『あしたのSHOW』の自主映画を紹介するコーナーで、私の作品『支配人の夢と座敷童の恋』の12分バージョンが放送されることになりました。『支配人の夢と座敷童の恋』は、実は23分の作品なので、ほぼ半分の時間に短縮したものになっています。番組を見ていただいて、フルバージョンで見てみたいという方は、私のイベントなどでDVDを販売しておりますので、ぜひ購入してください。

あともう一つあります。3月末にクランクインするんですが、映画『東京サバ女』の続編に出演させていただくことになりました。昨年、マリンという中国人役で出演したのですが、今度はありがたいことに主演をいただくことができました。もともと『東京サバ女』は人間味溢れるお話なんですが、今度はホラーになるそうです。こちらも完成したら、ぜひ見ていただければと思います。
オフィシャルホームページ よね牛.com
あれやこれや。の、米澤成美

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