待望のファンクラブが始動!ちゅ~ちゅ~まんと渋谷の街を歩きたい 永井みさえ


神奈川県藤沢市出身、絵本作家の永井みさえです。私には15歳年の離れた妹がいて、その妹と一緒に絵を描くことも多く、妹がきっかけでこの世界に入りました。私の代表的なキャラクター『ちゅ~ちゅ~まん』は、妹との共作で、私にとって家族なような存在となっています。11月3日には、待望の『ちゅ~ちゅ~まん』ファンクラブがオープンしました。『ちゅ~ちゅ~まん』を通じて、皆さんと仲良くしたい、そんな想いで作ったファンクラブです。昨年より始まった児童養護施設へのボランティア活動の『えほんdeみらい』プロジェクトも第2弾がスタートしています。第3弾、第4弾と続けられるよう頑張っていきます。現在、月の半分を過ごさせていただいている高知県の大月町では、『スワンTV』というゲーブルテレビにも出演して、高知県の魅力を発信しています。絵本作家の活動としては、今年の7月に、文芸社さんより発売された『二胡の橋』という中国の楽器をテーマとしたものの他、天体望遠鏡博物館のPR絵本『星つかまえた』など、数作の発売が決まっています。

待望のちゅ~ちゅ~まんファンクラブが発足したそうですね。

はい、11月3日にオープンしました。クラウドファンディングとかをやっているキャンプファイヤーという会社さんでファンクラブ専用のサイトがオープンしたので、このサイトを使って始めました。ファンクラブを作った目的は、主役である『ちゅ~ちゅ~まん』を世界に広めるためです。特典内容はコースによって違うんですが、ちゅ~ちゅ~まんグッズがもらえたり、限定イベント情報を受け取ることができたり、ちゅ~ちゅ~まんと電話でお話ができたりとさまざまなものがあります。また、ちゅ~ちゅ~まんの着ぐるみを作る計画があるんですが、ファンの方の誕生日に、私が着ぐるみを着て訪問させていただくなんていう企画も考えています。特に限定イベントとして最初にやってみたいと思っているのは、ファンの皆さんにちゅ~ちゅ~まんのTシャツを着てもらって、渋谷のハチ公前に集合していただき、そこにちゅ~ちゅ~まんの着ぐるみを着た私が現れ、映像を撮りながら全員でスクランブル交差点を歩くというものなんです。こんなふうに、子供の遊びような、一見すると「バカじゃない?」と思えるくらいなことをみんなで一緒にやってみたいんです。あとは、ちゅ~ちゅ~まんの冊子を作っているんですが、そこに、ファンクラブの皆さんもいろんな形で参加していただくようなことも考えています。ちゅ~ちゅ~まんがきっかけで、ファンの皆さんが仲良くなっていただけるのが私の夢なんですよ。

そもそも、どういうきっかけで絵本作家になったんですか。

私が初めて描いた絵本は、香川県のさぬき映画祭に出品された『アヒージョ!』という映画の劇中に出てくる『にんにく姫』という作品です。これは、たまたま紹介いただいた映画『アヒージョ!』のプロデューサーさんを通じて、お仕事をいただき、描かせていただいたものなんですが、私にとって、絵本作家として活動を始める転機になった作品でした。それまでの私は、絵本作家というより、イラストレーターとしてのお仕事が中心で、個展などを通じて、自分の作品を見ていただき、そこで気に入った方に買っていただいたり、注文をいただいたりして、絵を描いていたので、当時は絵本作家になれるなんて夢の夢でした。

このプロデューサーさんは香川県の方なんですが、四国に全く縁が無かった私が、今こうして四国を中心にお仕事ができているのも、元といえば、この方との出会いがあったからなんです。なので、人と人の繋がりっていうのがどれだけ大切かっていうのを心から感じています。私は、美術関係の学校を出ているわけではなく、著名な作家さんから絵を学んだわけでもありません。絵は独学だし、決して上手ではありませんし、まさに自己流でやってきました。また、これまで数冊の絵本を描いてきましたが、どれも私が作ったお話ではなく、別に作者さんがいて、その方のお話に合わせて絵を描いていくというスタイルでやってきました。まさに新しいスタイルの絵本作家と言えるのかもしれません。ときどき、どうしたら絵本作家になれるの?って相談されることがあります。そんなとき、私は、人と人との繋がりの大切さをお話させていただいてます。

最近の絵本創作活動について教えてください。

一番ホットな話題としては、キャリアコンサルタントで女性支援活動をされている千葉理恵子さんから依頼をされて『にじいるか』という絵本を描いています。千葉理恵子さんは、もともと共通の友達を通じて知り合った方で、現在は家族ぐるみでの交流がある方なんですが、キャリアコンサルタントになったとき、絵本を描きたいという願望があったそうです。でも、その想いを活字で表現するのは自分らしくないと思ったらしく、結局は描かなかったそうなんです。そんなとき、私の絵を見て、絵本にカウンセリングの技法を入れて、物語にしたら面白いかもなって思っていただき、一緒にやっていくことになりました。この『にじいるか』ですが、まさに今、色付けも始まっていて、来年の2月には絵を描き上げ、その後、出版される予定です。「あれやりなさい、これやりなさい。」と強制させるのではなく、絵本とカウンセリング技法によって、子供たちに自ら考えさせることを目指したものになっています。

あとは、『星つかまえた』という絵本が年末か来年初めに発売される予定です。絵は昨年の秋ごろに描いていたのでもう出来上がっていて、あとは発売を待つだけの状態なんです。これは、今年の4月に開館した香川県さぬき市の天体望遠鏡博物館のPRも兼ねた記念絵本となっています。作者が海野セイウチさんという『二胡の橋』のお話も書いた方で、星について、みんなに興味を持ってほしいという気持ちで描いたものなんです。

『えほんdeみらい』プロジェクトについて、教えてください。

『えほんdeみらい』という神奈川県の児童養護施設の子供たちと協力して絵本を作るというボランティア活動に参加させていただいています。代表は高原和樹さんという方で、私はこのプロジェクトの最初から一緒にお手伝いしています。 最初の企画は『てをつなごう』という絵本を作るもので、児童養護施設の子供たちに、主人公のキツネとタヌキの名前を決めてもらうという参加型ボランティアでした。現在、高原さんと次回の企画も始めていて、テーマと絵本の構想は既に決まっているので、絵本の制作段階から、施設の子供たちが通っている小学校や地域のお祭りなどのイベントにお邪魔して、子供たちの力を借りながら準備を進めています。このプロジェクトでは、『施設の子供』って分けること自体が間違っていて、子供たちはみんな同じ、一緒になって一つの作品を作ってもらいたい、私たちボランティアまでもが、『施設の子供』って分けてしまってはいけないんだというところからきているんです。今回は、『ニジノ絵本屋さん』の協力もいただき、キャラクターデザインから作り直していますが、来年の夏には出版できるのではないかと思っています。『えほんdeみらい』プロジェクトについては、これが終わりではなく、さらに進化をさせながら、第3弾、第4弾と、シリーズ化していきたいなと思っています。

高知県で放送されているケーブルテレビにレギュラー出演しているそうですね。

はい、ケーブルテレビなので高知県のはた地域でしか見られないのですが、『スワンTV』という番組に出演させていただいてます。私は現在、月の約半分を高知県の大月町というところで過ごさせていただいてます。その大月町とういうのが、海あり山ありの風光明媚な場所で、自転車に乗るのに最適な町なんです。ここは、サイクルコースも完備されていて、この番組は、そのサイクルコースを私ひとりでロードバイクで走って、12か所のコースを紹介しようというものなんです。途中で見た景色を絵に描いたり、たまーにちゅ~ちゅ~まんも出たり、割とやりたい放題やらせていただいてます。来年4月に全12回の放送が終わったら、DVD化されて、販売もされるそうなんです。なぜか、最近、どなたかがYoutubeに番組を投稿したらしく、『高知県 おすすめサイクリングロード』と検索すると出てくるみたいです。DVD販売が待ちきれない方は、Youtubeで検索してみてください。たぶん見つかると思いますよ。

最後にこれからの活動についてお話してください。

そうですね、今いただいているお仕事を丁寧にこなしていきたいです。今年は、たくさんの絵を描いた割には、まだ絵本として世の中に出ていないものが数多くあるので、これらが、来年くらいには世に出ていくのだと思います。これが来年も、再来年も、今年と同じように、たくさんの絵を描かせていただき、それを世に出していくことを続けていきたいですね。『えほんdeみらい』は既にシリーズ化しているのですが、『にじいるか』もシリーズ化構想があるので、そうなるよう実現させていって、それぞれの絵本を育てていければいいなと思っています。
永井みさえオフィシャルホームページ
ちゅ~ちゅ~まんファンクラブ