歌も本業、芝居も本業!それがももやま! 百山月花

さぬき映画祭にも出展、審査員特別賞を受賞した映画「アヒージョ!」への出演に続き、昨年12月の誕生日にはオリジナルCDの発売と、いよいよ本格始動のシンガーソングライターで女優の百山月花さんに、現在の活動について伺いました。

オリジナルCDアルバムを出したそうですが…

そうなんです!12月18日の誕生日のワンマンライブに向けて、オリジナルCDを出したいと思っていました。アイドル活動を経て、この1年の間に「百山月花」を知ってくれた方もいれば、アイドルの時からずっとファンでいてくれた方もいるんです。また、もともと私が音楽活動を行うきっかけとなったバンドで演奏していた頃の曲もこの中には入っているんですよ。このCDは私と関わってくれた方や、私を応援してくれた皆さまに、「私の百倍成長した姿を見てほしい。」という思いで「百色-momoiro」としたんです。このアルバムは私色なんです!このCDには、いままで活動してきた私が選んだ10曲にプラスして1周年迎えますという意味で新曲を1曲入れ、11曲構成としました。歌詞カードが写真集のようになっているのですが、いろいろ私なりにこだわりました。ここで使われている写真ですが、私が撮りたい絵をすべて絵コンテで書いて、その通りにカメラマンさんに撮っていただきました。それぞれの歌詞の世界観を活かすような写真にしたかったのです。例えば、1曲目の「LIFE」は、私が出演した映画「一葉の桐」の主題歌として使われた曲なのですが、その映画の作中のシーンを表現しています。他の写真もすべて、その歌詞に登場する人を演じているんですよ。また歌詞の書き方にもこだわっています。例えば、「ライク」という曲があるのですが、敢えて英語で書かずにカタカナで書いているのには理由があるんです。他の曲にもすべて言えるのですが、本当はこういう意味で使いたいのだけど異口同音でかけたり、ひらがな、カタカナ、英語を使い分けたり、漢字をもじって造語にしたり、改行の仕方を変えたり、セリフだけど鍵かっこを使わなかったりなど…そのすべてに意味をもたせて書いています。なので、歌詞カードを見ながら、どうしてこういう表現にしたのかなんて考えながら聴いていただけると嬉しいですね。

会場購入特典というのがあるそうですね…

今、お話しした「百色-momoiro」だけではなくて、これまでのCDすべてに会場購入特典というのをつけています。遠方のファンもいらっしゃるので、ホームページからも買えるようにはしているんですが、できれば、ライブを見ていただいて、その中で気に入った曲の入っているCDを買ってほしいなという気持ちがあるんです。会場購入特典というのは、例えば、2曲入りのCDを会場で買うと3曲目だったり、アルバム制作裏話のミニラジオだったり、CDによって特典は異なるんですがCDを聴いただけでは伝えきれないものも伝える工夫をしています。ライブ会場でCDを買っていただいたときは、ホームページからダウンロードできるパスワードも一緒につけていますので、ぜひ特典も聴いていただければと思います。

曲作りについて教えていただけますか?

私の曲は、見た目はポップ、音源はロックです。テンポの速い曲もあれば比較的スローな曲もあります。いろいろなタイプの曲があるので、初めて聴いてくれた方にもどれか1曲は好きになってもらえるという思いで書いてます。私はライブのMCも大事にしていて、そこでキャラクターを知ってもらいたいなと思っているので、常にMCのネタになるように自分の中で何か「事件」が起こったらネタ帳を書いてますが、これを歌詞のストックとしても使っています。この歌詞で書きたいというもともとの歌詞があってそこにメロディをつけることもあれば、「ラララ」って歌いながら、ギターを弾いていて、その「ラララ」が勝手に歌詞として聞こえてくることがあるんです。あるテーマを決めて作詞をして、それに元々あったメロディを組み合わせてみたとき、歌詞を生かす為にメロディを変える事もあるし、曲を作りながらゴールが全く違う方向に行ってしまうこともありますね。でも曲作りってこだわると一生できないです。何回かライブを経るうちにレコーディングとは別の歌いまわしに気付いてしまうこともあります。曲のおおもとを作るのは1日くらいでできますが、アレンジとかで納得がいくまで何日もかかってしまうこともあるんですよ。

音楽活動についてはよくわかりました。それでは、役者になったきっかけを教えてください。

当初は、路上でストリートライブ活動を行っていたんですが、ファンの方が動画に撮ってYoutubeにアップしたのを、私が初主演で出た映画「LR LostRoad」の松本卓也監督がたまたま見てオーディションに出てみないとオファーしてくれました。その「LR LostRoad」という映画はバンドものの映画なので演奏シーンがあるということで楽器ができてお芝居できる人を探していたのだそうです。オーディションではぜひ出演したいという思いを精一杯表現し、その勢いを買って私に決めていただきました。さらに、私にとって2本目の主演映画となった「一葉の桐」は、「LR LostRoad」の上映会に、たまたま福山功起監督がいらしていてそこでオファーされました。この2本の作品はどちらも、主題歌と挿入歌まで担当させていただき、音楽と役者を両立するきっかけとなりました。

さぬき映画祭にも出展された映画「アヒージョ!」にも出演されたそうですが…

まだ東京ではこれから公開なので、詳細はお話しできないのですが、私の役は、毎年夏に開催される料理甲子園の優勝を目指す料理部の部長です。私の所属している学校は万年2位でこれまでどうしてもライバル校に勝てなかった。私は部長として、今年こそは優勝したいという思いで精一杯がんばっているんだけど、いくら「頑張って!」と声をかけられても自分としては精一杯頑張っているし、1位になれなかったら「よかったね」って言ってもらえないし、これ以上何を頑張ればいいの?って思ってしまう。そういう葛藤にすごく共感しました。「応援」って残酷なときもあるなって思いましたね。あと大きなブリを切るシーンがあったんですが、ブリは1匹しかなかったので、やりなおしがきかないし、練習もできない。当然太い骨があるので、ある一点を正確に刃をいれないと切れないんです。本当は緊張してドキドキだったのですが、料理部の部長としては、いつものことだから冷静に切らないといけない。成功したんですが、膝から崩れ落ちるほど、精神的に緊張したシーンでした。いよいよ、5月21日(土)~22日(日)の2日間、東京・原宿のCAPSULEで上映しますので、私が担当したエンディングテーマ「雨のちヒーロー」や、こういうところにも注目して見ていただければ嬉しいです。

6月には大きな舞台に出演されるそうですね。

はい、6月22日(水)~6月26日(日)に、池袋シアターグリーン BOX in BOXで上演する「Let’s play a GAME」という舞台に出させていただきます。週末の丸2日間をかけて行われるある謎解き脱出ゲームをクリアすれば必ず痩せて可愛くなれるという企画に10人の女の子が選ばれ、そこで繰り広げられる女の子至上もっとも残酷なゲームを描いたストーリーなんです。5月末から稽古も始まるので、とても楽しみにしています。

最後に一言お願いします。

映画「アヒージョ!」に協力いただいた坂出第一高校で感謝の意味を込めて上映会を行ったとき、生徒の皆さんの前で挨拶させていただく機会がありました。その時の内容を紹介させていただきます。私が初めて映画に出演したとき、「わーい映画デビューだー」って思っていたら、主演の女優さんの待遇がそれは当然すごいもので、カットかかれば日傘さしてもらえるし、メイクや衣装直してもらってずるい!って思って、本気でお芝居を初めました。その2年後にアヒージョ!がさぬき映画祭上映でこうしていろんな方の前で作品が上映されて嬉しいです。これから進路が決まったりもう決まっている子もいるかも知れません。もしかしたら修学旅行楽しかったなとか中学の時は気楽だったなとかあの時は…って思うことがあると思うけど2年前の私なら今の私に絶対嫉妬すると思うので、皆さんも今の自分が嫉妬するような1年後2年後の皆さんになって下さいね。そして百山活動においても、ワンマンライブを初めて開催したり、アルバムや写真集をリリース出来て去年の私では考えられない飛躍ぶりなので、今年の私が嫉妬するような来年の私になりたいです。