世界中の人の心をときめかせるような女優になりたいです 片山歩美


舞台を中心に女優として活動している片山歩美です。
ドイツ生まれのフィンランド育ち。幼少期はムーミンの谷の近く、田舎の森の中でのびのび暮らしていました。チョコレートが大好きで、明日死ぬとしたら最後に何が食べたい?ときかれたら全てを差し置いてチョコレートです。『Jean Paul Hevin』(フランスからきたチョコレート屋さん)でアルバイトもしていました。一生懸命働いてはせっせと商品を買っていたので、熱心に布教して献金する信者のようでした…笑
『企画団体シックスペース』に所属して活動している他、『ヅカ★ガール』、『月蝕歌劇団』、『楼蘭』などでも客演として参加しております。耽美な作品やアングラ舞台が好きです。最近はセクシーな役柄を振られることが多いのですが、少女から娼婦までなんでもやります。これまで乞食女や男性の役を演じたこともありました。
女優の他、ダンサーとしても活動しており、バレエを中心に、日舞やベリーダンス、ポールダンス等々幅広いジャンルに挑戦しています。

では、女優になろうとしたきっかけを教えてください。

はい、母親が宝塚歌劇のファンだったので、観劇する機会も多く、自然と宝塚を目指しました。宝塚への夢潰えた後も女優になりたいという想いは変わらず、日本大学芸術学部に進学。在学中ミュージカル研究会というサークルに所属して、初舞台を踏みました。そのサークルの同期だった野宮有姫さんが、現在所属する『企画団体シックスペース』の主宰なんです。

『企画団体シックスペース』での活動を教えてください。

2014年9月旗の穴企画『吟遊演舞/オロチ』で正式に『企画団体シックスペース』の所属女優となりました。『吟遊演舞/オロチ』は、秘密の見世物小屋を舞台に、傀儡らが叙事詩の短編を三編演じるという入れ子形式のお芝居です。私は「朧」という男役と「日の皇女」という女役で作中二編にて主演という大役を務めさせていただき、この公演で劇団の作風に魅力を感じたことと、今作出演時に舞台女優を続けていく決心を固めたのが入団の大きな理由となりました。
そして、2015年11月には待ちに待った初の主催公演『リリンの園』を上演しました。この作品は、私の原案を元に脚本を依頼し、ユダヤ人迫害・魔女狩り、精神病を裏テーマにしたゴシック調の音楽舞踏劇でした。初めての主催業に加えて演出・振付・メインキャストでの出演だったのでとても苦しい思いをしたけれど、「私は演劇でやりたいことがある」という意志を再確認出来た大切な公演だったと思っています。
私が所属している『企画団体シックスペース』は舞台の他にも定期的にワークショップを行い、私はその内の一コマでダンスを教えています。バレエをベースにしたストレッチや小作品の即興振付などをしておりますので、もしもご興味ありましたら是非『企画団体シックスペース』で検索してみて下さい!

舞台には客演することも多いそうですが、特に印象に残っているものはありますか。

そうですね、直近の作品で印象に残っているのは、昨年9月に出演した劇団『ヅカ★ガール』の『サバト』です。港町の高級娼館を舞台にしたサスペンスで、私は魔性の娼婦アネモネ役というヒロインでした。自分史上最多の台詞量・出番量を誇る役で、技術面でも精神面でもとにかく最初から最後まで悩みに悩み、”演じる”ということについて見つめ直す好機になりました。この作品を通じて、自身の役者としての未熟さを痛いほど思い知ると共に、女優として”売り物”になってやろうという覚悟を決めたきっかけにもなりました。『ヅカ★ガール』には今年の2月と7月にも出演が決まっておりますので、是非是非ご注目下さいね。

ダンスもやっているそうですね。

親に連れられてオペラを観に行ったのが、ダンスを始めるきっかけになりました。演目は『椿姫』…、憧れが詰まった舞台でした。3歳の頃からバレエを習い、高校生の時はジャズダンスをしていました。日本大学芸術学部ミュージカル研究会時代は興味をもった踊りに何でも体当たりで挑戦し、日舞、ポールダンス、ベリーダンス、タップダンスもやってみました。踊れるジャンルの幅広さと、表現力には自信があります!現在は、舞台上でキャラクターとして踊る機会が多いのですが、昨年はショーダンスのお仕事に挑戦する機会もあり、今後はダンサーとしても活躍していけたらいいなと思ってます。今一番興味があるのはバーレスクダンスです。実は、振付の仕事もやっています。演劇・音楽劇・ミュージカル・アイドル・コンテンポラリーまで何でもできますよ。振付家としてももっともっと活動したいです。

プライベートで楽しんでいる趣味があれば教えてください。

趣味は読書と映画鑑賞です。読書傾向はとにかく雑食、活字が書いてあれば何でもぱぱっと読んで、気に入ったものは何度も読み返します。特に好きなのは江國香織や谷崎潤一郎、井上靖、ヘルマンヘッセです。食べ物描写が素敵な作家が好きで、作中に気になる食べ物が出てくるとすぐ作ってみます。勿論舞台化している小説や戯曲もよく読みます。『サロメ』のサロメや『椿姫』のマルグリット、『マクベス』のマクベス夫人は死ぬまでに絶対演じてみたい役ですね。
映画は、セット・メイク・衣装等が舞台では出来ないレベルで緻密に豪華に作り込まれている所が好きです。マリリン・モンロー、ブリジット・バルドー、若尾文子らは子どもの頃から大好きだった映画女優たちでして、マリリンの『イヴの総て』や『七年目の浮気』は擦りきれるほど観ました。映像演技もこれからやってみたいことのひとつなんです。

そして、最近興味があるのはメディカルアロマです。 これは、アロマテラピーの一種なのですが、人間の自然治癒力を高めて身体と心を活性化し、病を治すという考え方に心惹かれました。ある日手足に原因不明の蕁麻疹が出るようになってしまい、病院を梯子してお薬を貰ってもなかなか良くならず困っていたところ、本屋さんで偶然手に取ったハーブ図鑑にメディカルアロマについての記述を見つけたのが興味をもったきっかけです。子どもの頃住んでいたドイツはアロマを医療に使うのがポピュラーな国だったので親しみもあり、今はどっぷりはまりました。現在、絶賛資格勉強中です!元からハーブやお花、香水等香りの良いものが好きなのもあって、勉強がとても楽しいんです。これまで、喉にいいハーブを煎じたり、抗菌効果のある精油でアロマスプレーをつくったり…蜜蝋アロマキャンドルを作ってみたりもしました。

最後に今後の活動について教えてください。

昔、演劇は、神様への捧げ物としての意味を持っていたそうです。ステージは祭壇で、演技や踊りはお祈りのようなものでした。…というルーツからもわかるように、舞台には舞台にしかない特別な魔力めいたものがあると信じており、今ではすっかり虜になっています。素晴らしい女優になりたい。世界中の人の心をときめかせるような女優になりたいです。どうぞ応援よろしくお願いいたします!

現在決まっている片山歩美出演情報は、以下の通りです。
2017年2月12日(日)-15日(水)
ヅカ★ガール秘言公演
『卍(仮)』
劇場:江古田・兎亭
原作:谷崎潤一郎「卍」
脚本・演出:飯塚未生

2017年4月19日(水)-4月23日(日)
企画団体シックスペース旗織り公演
『少女カジツ』
劇場:シアター・バビロンの流れのほとりにて
脚本・演出:野宮有姫

≪東京バビロン演劇祭2017 参加作品≫
2017年7月5日(水)‐9日(日)
ヅカ★ガール流天公演
『タイトル未定』
劇場:シアター・バビロンの流れのほとりにて
脚本・演出:飯塚未生
片山歩美 twitter
ヅカ★ガール公式 twitter
シックスペース公式 twitter

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