中国とのハーフという特徴を活かし、歌を通じて日中友好に関わりたい 秋山ゆうい


早稲田大学法学部2年の秋山ゆういです。母が中国の上海出身、父は日本人というハーフです。おじいちゃんが中国に住んでいる関係で1年のうち2か月くらいは中国に行っています。普段は学業の傍ら、都内および都内近郊で、月に2~3回、ライブハウスとか路上ライブで歌っている他、不定期で『はくーなまたーたー』というアイドルユニットでも活動しています。今後、中国とハーフという特徴を活かして、歌手活動を通じて日中友好に関わりたいと思っています。

歌手になろうとしたきっかけを教えてください

中学生の頃から、芸能界に対する憧れがあって、何かやってみたいなっていう気持ちはありました。高校生2年生の時に、一番仲良かった友達がアイドルをやっていて、しっかり学業と両立しているのを見て、私もやってみようって本気で思うようになったんです。もともと歌は凄く好きなのですが、踊れないし、握手会とかはあまり自分らしくないし、アイドルじゃないなって思って、シンガーを目指すことにしました。大学合格が決まった時点で、ライブのオーディションを受けて、高校3年生の11月に初めて北参道でライブに出演することになりました。

初めてのライブはどんな感じでしたか

私は、自分の性格からして、人前で何かをするのが苦手なんですね。なので、なんでライブに出るって決めたんだろうって思うほど凄く緊張してました。1番と2番のサビの部分が反対になるくらいのミスがありましたが、お客さんにはバレなかったんじゃないかと思います(笑)。初ライブで歌った曲は、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』っていう映画で使われている『明日も』という曲と、JUJUさんがカバーした『Hello,Again ~昔からある場所~』、西野カナさんの『Alright』の3曲でした。当日は、お母さんや、友達など、多くの方が来て、応援してくれたので、凄く心強かったです。しかも、別の方を応援に来ていた別のライブの主催者さんから、「うちのライブにも出てみない?」って声をかけていただいたり、非常にたくさんの出会いがありました。

ライブではどのような歌を歌っているんですか

自分の声質的にバラードの方が向いていると思ってバラード中心で歌っていましたが、緊張しやすい性格のため、バラードのようなしっとりした曲だと、振りをつけたり体に動きを入れられないので、場を盛り上げることが難しいと感じていました。それで、自分の声質には合っていないんですが、アップテンポな曲を歌ってみたところ、会場のお客さんと一体になれたし、歌っていて自分の中で手ごたえを感じたので、最近はバラードも歌うんですが、最後の曲はアップテンポで盛り上がれる曲を選択するようにしています。近いうちにオリジナル曲も欲しいとと思っていて、少しづつ作詞に挑戦しています。

定期的に出演しているライブはあるんですか。

はい、『BUZZ!!MUSIC PROJECT』、通称『バズプロ』というところと契約し、月に1回、高田馬場でライブに出演しています。これは投票制のライブで、見に来ていただいたお客さんにその日良かったと思うアーティスト2人に投票してもらうシステムなんです。3か月間で投票数が多かったアーティストが、渋谷で行われるライブの出演権を得るんですが、全部で20組くらいのアーティストが参加しているので、毎回、熾烈な戦いを行っています(笑)。
あとステージのランクっていうのがあって、1stステージが持ち時間15分、次に2ndステージが持ち時間が30分、そして3rdステージが持ち時間が45分、さらに4thステージが1時間になり、最終的にはワンマンライブの開催権が得られるという仕組みになっているんです。私は現在1stで、5公演連続で5人のお客さんを呼ぶと2ndステージに上がれるんですが、当面の目標はこれをクリアすることです。あとは、池袋hot eyesさんで『おつまみ』というライブイベントにも毎月出させていただいてます。「酒の肴に音楽を」というのがこのライブのコンセプトだそうで、こちらは持ち時間30分いただいていますが、やはり前半バラード、後半アップテンポの曲を歌っています。

ライブ中のMCではどんなことを話ししているんですか。

ひとつMCの持ちネタになっているものがあります。私、大学2年生なんですけど、門限が夜の9時と早いんです。『バズプロ』のライブに限らず、普通どのライブでも夜10時くらいまでやっていて、終演後に物販とか、お客さんとの交流を行っているんですが、私は門限が9時なので、その時間までいられないんですよ。なのでいつも、自分が歌った後に並行物販みたいな感じで、他の方が歌っている間に出入り口付近でやらせていただいているんです。この話をMCのときにちょっとおもしろおかしく話しています。

アイドルユニットとしても活動しているそうですね。

はい、以前ライブに出演したときにたまたま出会ったMarieさんと『はくーなまたーたー』というユニットを組んでいます。さいたま新都心の駅のところにあるステージに出演したんですが、実は、「ちょっとふざけてみようよ」っていう感じで、鮮烈なイメージを与えて、一回で終わらせる予定だったんです。すっごいフリフリのパニエっていうスカート履いて、上にはおばあちゃんの顔が印刷されたTシャツ着て、タオルを振り回しながら、アイドルの曲を中心に歌いました。そしたら、意外に反響が良くて、「面白いので、続けてほしい」って声があったんです。それで二人の予定が合うときにまたやろうってことになりました。こちらはソロで歌うときとは180度違うので、新しい私を見ていただけるのではと思います。

ゆくゆくは、歌手活動を通じて日中友好に関わりたいそうですが。

そうですね、ここ数年、中国と日本ってぎくしゃくしている感じがあるじゃないですか。私は日本も好きだし、中国も好きなんです。だから、日本で中国の悪口を聞くのもつらいし、中国で日本の悪口を聞くのもつらいんです。私は中国にいたこともあるので、中国語も喋れるし、中国の歌だって歌えるんです。だから、以前のテレサテンさんのように、個人的にでも、歌を通じて中国と日本とを橋渡しができるような活動がしたいんです。なので、国際的な要素を取り入れるために、先月からライブで1曲は、英語の曲を歌うようにしています。そして将来的には日本で中国語の歌を、中国で日本の歌を歌っていきたいと思っています。

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